秋田県仙北市の田沢湖でクニマス漁に使われていた丸木舟の復元に取り組んでいる地元住民グループ「丸木舟の会」(三浦久会長、15人)が、2隻目の丸木舟を完成させた。進水で問題がないかを確認した後、7年前にできた1隻目と共にイベントで活用する。

 丸木舟の復元は、父親がクニマス漁師だった三浦会長(68)がかつての漁の風景を再現しようと、仲間の協力を得て2007年に着手。1隻目(全長6・4メートル、幅約50センチ)は10年4月に完成し、「くにます」と名付けられた。舟に乗る体験イベントなどで活用されている。

 同会は、一回り大きくてより安定性のある丸木舟を作ろうと12年3月に2隻目の製作に取り掛かった。三浦会長が所有する山林から樹齢約150年、樹高約40メートルの杉を切り出し、住民や観光客に削り体験をしてもらいながら5年余りかけて完成させた。