ある不動産会社によれば、2021年の「穴場だと思う街(駅)ランキング」で関東版の1位は北千住。なんと4年連続の快挙だ。そんな街の住みやすさを、プロはどのように分析しているのだろう。 地元の不動産屋さんに話を聞いてみた!

お話を聞いたのは、ハウスコム北千住店の堀 洋介さん。
お話を聞いたのは、ハウスコム北千住店の堀 洋介さん。

北千住のココがイイ!

①何といっても『ルミネ』と『マルイ』がある

再開発で駅周辺におしゃれな店が増えたが、特に『ルミネ』と『マルイ』の存在感は大きい。

②大学のキャンパスが移転し、街の雰囲気が若返った

2006年以降、東京藝術大学、東京未来大学、帝京科学大学、東京電機大学の各キャンパスが移転。

③歴史ある宿場町としてのにぎわいを残す商店街

北千住は日光街道最初の宿場町「千住宿」として栄えたため、昔から続く小さな商店が多い。

再開発で進化が止まらない街

2012年に移転してきた東京電機大学のキャンパスは東口駅前の風景を大きく変えた。
2012年に移転してきた東京電機大学のキャンパスは東口駅前の風景を大きく変えた。

JR常磐線、地下鉄千代田線・日比谷線、東武スカイツリーライン、つくばエクスプレスが乗り入れる北千住駅。西口を出ると正面に駅前通りが伸び、その先で荒川に向かう宿場町通りにつながる。

「再開発で駅前に『ルミネ』と『マルイ』ができ、若い人向けのおしゃれな商店や雑貨屋さんが増えました」と、ハウスコムの堀洋介さん。
都外からの買い物客も、北千住なら上野や東京まで出ずに、用事を済ませられるケースが多いという。さらに、南千住駅前に大きなショッピングモールとホームセンターができたことも、住みやすさに拍車をかけている。

「それに加えて、北千住の象徴的な風景といえば、西口の飲み屋横丁ですね。老舗から新しい店まで個性的な飲食店が並んでいて、お酒好きにはたまらない一角です」

千住の魚河岸・足立市場。一般客にも販売してくれる業者も。
千住の魚河岸・足立市場。一般客にも販売してくれる業者も。
路地を入ると新たな発見が。
路地を入ると新たな発見が。

北千住の家賃相場は、1ルームで6〜8万円台、2DKは9〜12万円台ほど。地場のスーパーも多く、基本的にはどこに住んでも歩いて行ける距離に食材を調達できる店があるそうだ。「保育園の待機児童の数はずいぶん減り、荒川の河川敷にも近いので、子育てをする環境としてもおすすめです」。

北千住は、古きよき宿場町の風情を残しつつも、常に新しい風が吹き込む街だった。

荒川河川敷には野球やサッカーのグラウンド、サイクリングコースなどが。
荒川河川敷には野球やサッカーのグラウンド、サイクリングコースなどが。

取材中、こんな物件空いてました

【単身者向け】trias.K

この街を代表するデザイナーズ物件

北千住のイメージを覆すおしゃれ物件。シンプルかつスタイリッシュな内装は、暮らす人のセンスが試される。社会人になってお金に余裕が出てきたタイミングで引っ越せば、もっと仕事を頑張ろうという気持ちが起きそうだ。Wi-Fi、インターネットの使用も無料。

●最寄駅:北千住/賃料:7万9000円/間取り:1K/専有面積:21.53㎡、2020年築/管理費:1万8000円/北千住駅
から徒歩10 分。足立区千住中居町26-10

「ザ・デザイナーズ物件」というべきしゃれた内装。断捨離してから住むには最適かもしれない。
「ザ・デザイナーズ物件」というべきしゃれた内装。断捨離してから住むには最適かもしれない。
エントランス脇の植栽はモダンなリゾートホテル風。
エントランス脇の植栽はモダンなリゾートホテル風。
バルコニーはウッドタイル仕様になっている。
バルコニーはウッドタイル仕様になっている。

【ファミリー向け】メゾン白和

広い間取りで北千住の夜景も堪能

物件の特徴はオーナーが愛情をもって管理していること。共用部分にはゴミひとつ落ちていない。居住部分は12畳のLDKと6畳の洋室で、ファミリーだけでなくカップルにも人気。仕事帰りに飲み屋横丁を通るルートを選択すると、酒好きにとって誘惑がいっぱいだ。

●最寄駅:北千住/賃料:11万3000円/間取り:1LDK/専有面積:40.00㎡、1987年築/管理費:6000円。北千住駅から徒歩5分。足立区千住仲町18-6

玄関のドアを開ければ開放感に満ちた1LDKがお目見え。
玄関のドアを開ければ開放感に満ちた1LDKがお目見え。
1階にお酒とたばこも売っているミニストップがあるのもうれしい。
1階にお酒とたばこも売っているミニストップがあるのもうれしい。
向かいにはフレンチレストラン、フィットネスジム、地上90mの眺望を誇る天空劇場などが入る『東京芸術センター』。
向かいにはフレンチレストラン、フィットネスジム、地上90mの眺望を誇る天空劇場などが入る『東京芸術センター』。

*掲載の物件は、すでに成約済みの場合があります

取材・文=石原たきび 撮影=オカダタカオ
『散歩の達人』2021年6月号より