なにかひと口って楽しい。駅のホームから街を見渡せば、ほら、あそこの看板が呼んでいる。きっとおやつが買えるって。視力と嗅覚を駆使して探した、駅からすぐ近くのおすすめおやつ7店を厳選したので、電車から降りて手に入れよう!

【都電荒川線の駅前おやつ】

今川焼き一筋を貫く名物店『博多屋』[町屋駅前]

狭い店内で4人のスタッフが、毎日1000〜1500個の今川焼きを焼き続ける。
狭い店内で4人のスタッフが、毎日1000〜1500個の今川焼きを焼き続ける。

1952年創業、町屋駅の利用者なら誰でも知ってる街の小さなランドマーク。いつも焼きたてをと一日中作り続ける今川焼き140円。あんこをたくさん入れるため、焼き台は特注品。普通の今川焼きより分厚いのだ。白あんもカスタードも無用、つぶあんだけを作る頑固一徹。

「あんこはたっぷり入れたほうが、おいしいじゃないですか!」。
「あんこはたっぷり入れたほうが、おいしいじゃないですか!」。

『博多屋』店舗詳細

博多屋
住所:東京都荒川区荒川7-50-9 センターまちや1F/営業時間:11:00〜20:00/定休日:月(祝の場合は翌火)/アクセス:都電荒川線町屋駅前駅から徒歩1分

若旦那が仕掛ける明日の甘味『梶野園』[西ケ原四丁目]

季節限定のあずきシェイク330円。
季節限定のあずきシェイク330円。

都電と並走するお岩通り商店街にある、大正3年(1914)創業の老舗。看板商品は初代が関わりのあったという火消しの纏をあしらった纏最中。若き4代目が考案した季節限定のあずきシェイク330円は、自家製あんをふんだんに使った優しき味。最中の皮のサクサク感がうれしい、涼やかスイーツだ。

渋沢栄一にちなんで考案したオートミールクッキーサンド1個184円もあんこ入り。
渋沢栄一にちなんで考案したオートミールクッキーサンド1個184円もあんこ入り。

『梶野園』店舗詳細

梶野園
住所:東京都北区西ケ原4-65-5/営業時間:10:00〜19:00/定休日:日/アクセス:都電荒川線西ケ原四丁目駅から徒歩3分

あんことアイスの融合があと引く『ときわ木』[鬼子母神前]

停留場からも車内からも完璧に見える店舗で、変わらぬ味を作り続ける3代目ご主人。
停留場からも車内からも完璧に見える店舗で、変わらぬ味を作り続ける3代目ご主人。

創業した大正8年(1919)から変わらぬ場所で営む。ご近所鬼子母神様にあやかった子育てもなかは初代が考案。皮には子育ての守り神みみずくが浮き彫りに。季節限定のアイスもなか(小倉あん添え)220円のアイスクリームは、自家製あんに合うよう選ばれたさっぱり系。

季節限定のアイスもなか(小倉あん添え)。
季節限定のアイスもなか(小倉あん添え)。
鬼どら焼き200円。言い伝えに基づいた角の無い鬼の絵は、奥様が描いた。
鬼どら焼き200円。言い伝えに基づいた角の無い鬼の絵は、奥様が描いた。

『ときわ木』店舗詳細

ときわ木
住所:東京都豊島区雑司が谷2-8-4/営業時間:9:00〜19:00/定休日:日・祝/アクセス:都電荒川線鬼子母神前駅から徒歩3分

【JR山手線の駅前おやつ】

味も袋も不変の駅前大定番『甘栗太郎』[秋葉原]

線路沿いにビルが増えたせいで見えにくくなったが、甘栗=駅前の公式は健在なり。
線路沿いにビルが増えたせいで見えにくくなったが、甘栗=駅前の公式は健在なり。

大正3年(1914)創業以来、甘栗一筋の老舗。ひと目でわかる袋のデザインも変わらない。店では、その日に使う甘栗を少量ずつ分けて焼き上げ、常に焼きたてがモットー。近隣のビジネスマンはもちろん、子供からお年寄りまでが香ばしい匂いに引き寄せられる。甘栗340g入り1080円〜。

「もう30年も栗を焼いてますから、味も焼き具合も任せて下さい!」。
「もう30年も栗を焼いてますから、味も焼き具合も任せて下さい!」。

『甘栗太郎』店舗詳細

甘栗太郎
住所:東京都千代田区神田松永町11 AT第一ビル/営業時間:10:00〜19:00/定休日:無/アクセス:JR山手線秋葉原駅から徒歩4分

工場直売ならではのお買い得『台湾甜品研究所』[駒込]

読めない「甜」の字と「研究所」という目の前の看板を、つい確認しに行きたくなる。
読めない「甜」の字と「研究所」という目の前の看板を、つい確認しに行きたくなる。

全国展開するタピオカドリンク専門店『Bull Pull』の商品開発兼工場。もちろん購入も可。一見シフォンケーキっぽい、甘さ控えめのぷるぷるふわふわ食感がおいしい台湾カステラが、直売所ならではの限定価格600円(100円引き)で販売。週替りで楽しめる台湾茶のサブスクもある。

台湾カステラ。
台湾カステラ。

『台湾甜品研究所』店舗詳細

台湾甜品研究所
住所:東京都豊島区駒込1-28-2 林ビル1F/営業時間:12:00〜19:00/定休日:無/アクセス:JR山手線駒込駅から徒歩2分

マカロンも山手線も絶景『マカプレッソ』[新大久保]

普通な外観からは想像できないおしゃれな店内は、トゥンカロン撮影仕様。
普通な外観からは想像できないおしゃれな店内は、トゥンカロン撮影仕様。

韓国で人気の「ぽっちゃり」マカロンを意味するトゥンカロンは、カラフルで多彩な味が売り。ビスケットがのったロータス、ソルティキャラメル、あん抹茶各380円に彼の地では一般的というアメリカーノ420円を添えて。期間限定トゥンカロンや冷たいドリンクもお楽しみ。

「ホームからも見つけやすいから、待ち合わせにも使えるかもね」。
「ホームからも見つけやすいから、待ち合わせにも使えるかもね」。

『マカプレッソ』店舗詳細

マカプレッソ
住所:東京都新宿区百人町2-3-21 THE CITY 新大久保2〜4F/営業時間:9:30〜23:30/定休日:無/アクセス:JR山手線新大久保駅から徒歩2分

【東急電鉄東横線の駅前おやつ】

ナカメであられ、ありがたや『大江戸あられ本舗』[中目黒]

ホームからは看板が見え隠れする高層ビル1階の和モダンな店構え。目黒川もすぐそこに!
ホームからは看板が見え隠れする高層ビル1階の和モダンな店構え。目黒川もすぐそこに!

昭和10年(1935)創業の煎餠店。高層ビル1階のモダンな店内には、小袋に入ったおかきが並ぶ。桜の名所・目黒川に因んだオリジナル商品の桜おかき540円。摘みやすい一口サイズのじゃがバターミニサイズ220円、ミニサイズえび寄せ220円。人気のかき氷は6月頃から9月中頃までの夏季限定販売。

どれも食べやすいサイズがうれしい。写真奥は甘辛様々なあられを詰めた彩(いろどり)600円。
どれも食べやすいサイズがうれしい。写真奥は甘辛様々なあられを詰めた彩(いろどり)600円。

『大江戸あられ本舗』店舗詳細

大江戸あられ本舗
住所:東京都目黒区上目黒1-23-1 中目黒アリーナ 104/営業時間:10:00〜18:30/定休日:日・祝/アクセス:東急電鉄東横線中目黒駅から徒歩2分

取材・文=高野ひろし 撮影=オカダタカオ