花と女の子って、最強の組み合わせですよね。 冬が終わり、桜をはじめ近年人気のネモフィラなど、カラフルなお花が一斉に咲き出す春はお花ポートレートにおすすめの節。 今回は作例とともに、お花ポートレートの撮り方をご紹介いたします。 撮影に使用したカメラやレンズも記載するので、参考にしていただけたら嬉しいです。 ※今回Sony のレンズにはケンコー・トキナーの『ブラックミストNo.05』をつけて撮影しました。

春にポートレートを撮影するメリット

Sony α7RⅢ / Tamron 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD
Sony α7RⅢ / Tamron 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD

暑くもなく寒くもない春は、撮影する側にとってもモデルさんにとっても快適。冬はカメラを持った手が冷たくなるし、着膨れてとにかく動きにくい…! 夏のようにモデルさんが汗だくになることもないので、撮影がはかどります。

また、冬は枯れた草木の茶色や雪の白、夏は海や空の青だったり、青々と生い茂る植物の緑といったように、同じような色合いになりがち。
春は色とりどりの花が咲き始めるので、写真がカラフルになって変化をつけやすくなります。

撮り方① しゃがんでもらう

Sony α7RⅢ / Sony FE 85mm F1.4 GM
Sony α7RⅢ / Sony FE 85mm F1.4 GM

地面近くに生えている背の低い花は、しゃがんでもらうととっても可愛くなります。
逆光で撮影すると、朝露に濡れたお花がキラキラ光って◎
水平線を入れないことで人物とお花にクローズアップされた写真になります。

Sony α7RⅢ / Sony FE 85mm F1.4 GM
Sony α7RⅢ / Sony FE 85mm F1.4 GM

真横から撮影して、手前の花を前ボケにしました。より幻想的な雰囲気が伝わると思います。この時背景に余計なものを入れない方が、画面がスッキリとまとまります。
望遠レンズの圧縮効果により、遠くの花も大きく、そして花の密度の高い写真が撮れます。

Sony α7RⅢ / Sony FE 85mm F1.4 GM
Sony α7RⅢ / Sony FE 85mm F1.4 GM

こちらは前の写真と同じ場所ですが、お花が画面いっぱいに入るように斜め上から俯瞰(ふかん)ぎみで撮影しました。真横からの構図で余計なものが入ってしまう場合は、斜め上から撮影してみましょう。
ほぼ真上からの光でポートレート撮影にはあまり向いていないのですが、麦わら帽子を被ってもらうことであえて落ちる影と、漏れた光を楽しむのもおすすめです。

撮り方② 花の前に立ってもらう

Sony α7RⅢ / Sony FE 85mm F1.4 GM
Sony α7RⅢ / Sony FE 85mm F1.4 GM

木に咲いている花は、手前に立ってもらうだけでも絵になります。
写真上部には花がないので、切ってしまった方が花の迫力を感じる写真になります。

Sony α7RⅢ / Sony FE 85mm F1.4 GM
Sony α7RⅢ / Sony FE 85mm F1.4 GM

こちらが上部を切った写真になります。構図はほぼ一緒ですが、違いがおわかりいただけますでしょうか。

Sony α7RⅢ / Sony FE 85mm F1.4 GM
Sony α7RⅢ / Sony FE 85mm F1.4 GM

ユニークな形の花木は、モデルさんに後ろを向いてもらうと花木の方により注目が集まりやすいです。
主役をどちらにするのかを考えるのも面白いですね。

撮り方③ 花に埋もれてもらう

Sony α7RⅢ / Sony FE 85mm F1.4 GM
Sony α7RⅢ / Sony FE 85mm F1.4 GM

横に伸びている花は、ぜひモデルさんに埋もれてもらいましょう。この時枝や花を傷つけないように注意してくださいね。
立体感のある写真を撮るには、モデルさんの手前や後ろに花が来るように配置して、なるべくF値を小さくして撮影することで、前ボケ、後ボケを作ることができます。また、広角レンズよりもボケやすい望遠レンズもおすすめです。

Sony α7RⅢ / Sony FE 85mm F1.4 GM
Sony α7RⅢ / Sony FE 85mm F1.4 GM

こちらは先ほどの写真と同じ場所なのですが、撮影する位置を真反対にしました。こちら側からの方が手前にたくさん花があったので、大きなボケをたくさん作ることができて、幻想的な一枚になりました。

撮り方④ 寝っ転がってもらう

Sony α7RⅢ / Sony FE 85mm F1.4 GM
Sony α7RⅢ / Sony FE 85mm F1.4 GM

実はこちらの写真は本当に寝っ転がっているわけではないんです。寝っ転がるのは抵抗があったり、花が潰れてしまったりするので、実際は膝の高さに植えてある花のそばにしゃがんでもらって、あたかも寝ているかのようなポーズをしてもらうだけです。

このように植物のある場所は夏になると蚊が発生するので、まだ蚊のいないこの時期は本当に撮りやすいです。

撮り方⑤ 花を持ってもらう

Sony α7RⅢ / Sony FE 85mm F1.4 GM
Sony α7RⅢ / Sony FE 85mm F1.4 GM

花を持ってもらうだけで、色々なバリエーションの写真を撮ることができますよ。

Sony α7RⅢ / CONTAX Planar T*50mm F1.4 MMJ
Sony α7RⅢ / CONTAX Planar T*50mm F1.4 MMJ

陽が沈んだ後の逆光で撮影した写真です。花束のシルエットが綺麗に写るように、担いでもらいました。シルエットを撮影する場合は花とわかる角度や持ち方をしてもらうと◎。

Sony α7RⅢ / CONTAX Planar T*50mm F1.4 MMJ
Sony α7RⅢ / CONTAX Planar T*50mm F1.4 MMJ

こちらは先ほどとほぼ同じ条件で撮影していますが、レタッチの際にシルエットにならない程度にシャドウを上げています。

Sony α7RⅢ / Sony FE 85mm F1.4 GM
Sony α7RⅢ / Sony FE 85mm F1.4 GM
Sony α7RⅢ / CONTAX Planar T*50mm F1.4 MMJ
Sony α7RⅢ / CONTAX Planar T*50mm F1.4 MMJ

同じような構図でも、ピントをどこに合わせるかによっても、全然違った雰囲気になるのが面白いですね。

Sony α7RⅢ / CONTAX Planar T*50mm F1.4 MMJ
Sony α7RⅢ / CONTAX Planar T*50mm F1.4 MMJ

花束を持った手元にクローズアップしてみました。

Sony α7RⅢ / CONTAX Planar T*50mm F1.4 MMJ
Sony α7RⅢ / CONTAX Planar T*50mm F1.4 MMJ

このように同じ花束でも持ち方や構図、明るさやピントの位置を変えるだけでもさまざまなバリエーションを生み出すことができます。

いかがでしたでしょうか。春は色とりどりの花が咲いて、気温的にもお出かけしやすい時期。お花と女の子はちょっとした工夫で簡単に素敵な写真を撮影することができるので、どなたにでもおすすめです。
ぜひ春の撮りやすい時期に、写真を楽しんでくださいね。

取材・文・撮影=イワサキトモミ(カメラガールズ編集部)

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