レトロホテルの雄「ハトヤホテル」と双璧をなす、「ホテルニューアカオ」を知っていますか? 2021年11月16日に48年にわたる営業を終了したこのホテル、実は今でも見ることができるチャンスがあるんです…! 熱海一帯がアートに包まれる「PROJECT ATAMI」のイベント会期中に会場として使われることもあり、その時にニューアカオ内部を見ることができます。 昭和の贅を尽くしたこのホテル、フォトジェニックが過ぎる! と唸りたくなるような造りなので、タイミングが合ったときにはぜひ足を運んでみてください。(注:アートイベントなので、作品やほかの鑑賞者の方に迷惑がかからないように撮影してくださいね) 私は2021年12月に「ホテルを見ることができるラストチャンス」と言われていた、アートイベント「ATAMI ART GRANT / Standing Ovation | 四肢の向かう先」に駆け込んで内部を見てきたので、その時の写真で中の様子をご紹介します!

  • アクセス情報
    熱海駅まで
    ・「新幹線」利用 東京駅から約50分「踊り子号」利用
    ・東京駅から約80分、新宿駅からは約90分
    ・「快速アクティー」利用 東京駅から約100分
    ニューアカオまで
    ・「路線バス」利用 東海バス6番乗り場から乗車、網代方面「網代旭町」「弘法滝」行き(東海バス)に乗り「錦ヶ浦」バス停下車
    ・「周遊バス:湯〜遊〜バス」利用 東海バス0番乗り場から乗車、「錦ヶ浦」バス停下車
    ・「ホテル送迎バス」10分程度※ホテル宿泊者やACAO SPA & RESORTの施設利用者が乗れる送迎バス(イベント会場になっている場合は、こちらに乗ることもできるのでオススメ)

Koichi Mitsuoka / poetry taping

CANON EOS6D / TAMRON 24-70mm F2.8
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「poetry taping」の旗に書かれている「えらばなかった道」とは、ニューアカオを生み出した創業者の理念「人の通りにくい道を進む」を表しているそう。私が行った日は風があったせいで布が絡まってしまっていてなんだかよくわからなかったのですが…(笑)

CANON EOS6D / TAMRON 24-70mm F2.8
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CANON EOS6D / TAMRON 24-70mm F2.8
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今も営業しているHOTEL ACAO(旧 ロイヤルウイング)とニューアカオとをつなぐ通路の窓にもいろいろと仕掛けが。こちらもアート作品なのですが、ちょっと控えそびれてしまったので作者は不明…。遠くに見える島にぴったり合うように、窓にテープでりんかく線が描かれていたりしていました。

Yasura Takeshi / Fruiting body

CANON EOS6D / TAMRON 24-70mm F2.8
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CANON EOS6D / TAMRON 24-70mm F2.8
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今回ニューアカオに来る人の一番の目的が、もしかしたら「サロン・ド・錦鱗」なのでは? というくらい、美しく絢爛豪華な場所。営業してた頃はカフェ・バー利用やダンスホールとして使用されていた空間なんだそうです。海を写したような青に囲まれた空間は海の景色と相まってなんだか異世界のような雰囲気です。

CANON EOS6D / TAMRON 24-70mm F2.8
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サロン・ド・錦鱗の前にある豪華な階段でパチリ。

CANON EOS6D / TAMRON 24-70mm F2.8
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こちらは移動中に見かけた調理室。こういう「フツウ」でいて、普段は見られないような場所はテンションが上がります。

CANON EOS6D / TAMRON 24-70mm F2.8
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こちらは和食レストラン「黒潮」。なんと池の中に浮かんでいる料亭です…! ニューアカオの看板が無造作に置かれているあたりが池だったんですが、そこには鯉が泳いでいたそうです。なんという豪華さ。

CANON EOS6D / TAMRON 24-70mm F2.8
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ホテルの17階表記があるロビー。17階なんだけど、車寄せの入口側から見ると1階。頭が混乱してきそう。

iPhone11
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ロビー奥、レトロで豪華なソファのあるスペースにはチャラン・ポ・ランタンの映像がエンドレスで流れていました。ここからの風景もまた格別でした。

Masahide Matsuda / Final Answer

iPhone11
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CANON EOS6D / TAMRON 24-70mm F2.8
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贅を尽くした「インペリアルスイートルーム」のメゾネットを使った展示。茶室の展示にしつらえていた掛け軸に貼られたレシートは合計金額777円。買った商品は客人をもてなすかのように、炉の近くに並べられていました。紙コップ、飲み物にチョコレート、そして時代を表すように除菌ティッシュ。お点前はいかがなものだろうか。

現代アートは解釈が難しいというか「とても感覚的なもの」に思うので、私自身は「これから廃墟となりゆく(?)ホテルを装飾するものたち」という感じで、アートのある空間を見ていました。

Kazumichi Komatsu Endless Summer

CANON EOS6D / TAMRON 24-70mm F2.8
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ここもニューアカオを象徴する「メインダイニング錦」。シアター風のレストランで、かつて毎日のようにディナーショーが開催されていたそうです。窓の外は錦ヶ浦の絶景、崖に向かって扇型に広がる空間はとってもゆったりかつ豪華な造りで、ここでディナーを食べてみたかったなあ…とソファに身体を預けながらぼんやり思いました。

Shinjiro Watanabe / 靡く植物

CANON EOS6D / TAMRON 24-70mm F2.8
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CANON EOS6D / TAMRON 24-70mm F2.8
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アカオ温泉街(ゲームコーナー)を抜けた先にある「カパルア・プール」は温水プールだったそうで、当時から熱帯風の植物も置かれていたようです。今はもうその熱帯のような温度を感じることができず、その温度差がさらにこの空間の終焉を感じさせます。

CANON EOS6D / TAMRON 24-70mm F2.8
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ニューアカオが展示会場に含まれるかどうかなど、アートイベントの詳しい情報はPROJECT ATAMIのHPでご確認ください。アートイベント以外でも熱海はレトロ喫茶があちこちにあったり他にも魅力的なスポットが満載で、私は大好きなエリアです。ただ残念なところは、お店が閉まる時間が早くて、熱海の街を夜まで堪能できないこと…!! 東京から日帰りできる距離ですが、宿泊して熱海の街をゆっくり楽しむのがいいかもしれませんね。

取材・文・撮影=イチ(カメラガールズ編集部)

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