フィルムには有効期限があるのをご存じですか?正しい保管状態で保管し、カメラに装填してすぐに現像処理をした場合に「発色などを保証する期限」のことです。なので、フィルムを詰めっぱなしで、数枚を撮りきれずにカメラにそのまま……だとか、すぐに撮り終わったけどお金が無いからなかなか現像に出せない……という場合には、有効期限内であっても発色の保証はされないんです。(私も撮り終わってもなかなか現像に出せないこと、しょっちゅうあります……) 経過年数にもよりますが、有効期限が過ぎるとISO感度が低下するので、オーバー目に撮る必要が出てきます。色も正しく発色しないことが多いです。カメラ屋さんで安く売っている期限切れフィルム程度であれば、びっくりするような発色はしないですが、誰かからもらった「保管状態のわからない」ようなフィルムや、期限が切れて10〜20年経ってしまったものの場合は発色は期待しない方がいいですね。 ちなみに10年で+1段というのが目安で、ISO400で10年経過してしまっている場合はISO200に、20年経過してしまっている場合はISO100に設定して撮ります。 さて、今回もフィルムカメラで色々遊んでいる、カメラガールズのメンバーのちーぼーさん(@hiilagram)が期限切れフィルム撮影にトライした様子をご紹介します!

フィルム:FUJIFILM SUPERIAズームマスター800(有効期限:2003年)

  • 撮影時の感度:ISO400
  • 使ったカメラ:lomo Lc-A+
  • 現像:島根のお店

色そのものはほぼほぼ正しく出ていますが、最後の写真以外は全体的にアンダーとは違う暗い仕上がりに。20年経過のフィルムなので、もしかしたら2段下げてISO200が正解だったのかも知れませんね。

KONICA MINOLTA:業務用 ISO100(有効期限:2004/7)

  • 撮影時の感度:ISO50
  • 使ったカメラ:Canon AE-1
  • 現像:カメスズさん

Kodak:GOLD100(期限:2009/10)

こちらはどちらも色転びがすごいですね。これが有効期限切れフィルムの真骨頂か……!

期限切れフィルムは写るには写りますが、色に関してはどういう発色をするのか読めないですし、粒状感もすごくなるので、大事な写真には使わない方がいいかも知れませんね。でも、予想外の色や仕上がりが楽しいのも事実!フィルムが高くなった今「期限切れだけどフィルムあるよ、いる?」……と言われたら使ってみたくなりますよね。撮り方や色の変化については気をつけつつ、期限切れフィルム撮影を楽しむのもアリかも!

最後に!現像をお店に出す際は、下記の点も注意するようにしましょう。

  • 期限切れフィルムを現像に出す際は必ず「期限切れフィルム」である事を伝える
    ※古いフィルムを現像すると現像液が劣化したりする場合があるので、お店の方にしっかり伝えておきましょう
  • 「期限切れフィルム」のちょっと変わった色味や、雰囲気を楽しみたい場合は現像、データ化を頼む際に「補正無しで」と伝える

ちーぼーさんのnoteにはたくさんの、フィルムカメラで撮影した作品を見ることができます。ぜひこちらもチェックしてみてくださいね!

ちーぼーさん
アラフォー30代の日常を少しだけ。かなり写真の話。フィルム写真がすき。本や舞台もすき。みんなのフォトギャラリー やInstagram「hiilagram」です。

取材・文・撮影=カメラガールズ編集部

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