赤羽一嘉国土交通相は12日、台風15号の影響で通行止めとなっている横浜港(横浜市)の「南本牧(ほんもく)はま道路」などを視察した。はま道路は、南本牧大橋とともに埠頭(ふとう)と市街地をつなぎ、コンテナの物流を支える重要な交通網。通行止めの影響で物流が滞る可能性があり、赤羽氏は「できるだけ速やかに」と述べ、復旧を急ぐ姿勢を示した。

 赤羽氏は「国際戦略上、大変重要なコンテナターミナルだ」と述べ、「物流に大きな支障を来たすといけない。早期の復旧をしていかなければ」と危機感を示した。

 台風15号の影響で、横浜港にいかりを下ろして停泊していたパナマ船籍の貨物船(6736トン)が橋に衝突し大部分が損壊した。首都高に直結する利便性の高い物流網とされ、今回の被害規模は平成29年3月に運用が始まって以来の大きさという。

 国交省によると、被害を受けた港湾は国際コンテナ戦略港湾に位置付けられる重要拠点。横浜港のコンテナの年間取り扱個数は304万TEU(20フィートコンテナの積載可能個数)に上る。はま道路の寸断が長引けば、「日本の流通網や日本経済に影響が出る」(同省担当者)と懸念される。同省は13日、対策委員会の設置に向けた実務者レベルの準備会合を開き、被害状況の調査を急ぐ。