近畿日本鉄道の社長、会長を歴任し、グループの再建に務めた、山口昌紀(やまぐち・まさのり)氏が8日、死去した。81歳。死因は非公表。通夜は10日午後7時、葬儀・告別式は11日午前11時、奈良市佐保台1の3574の4、ならやま会館で。喪主は妻、佳恵子(かえこ)さん。

 山口氏は奈良県出身。昭和33年に京大法学部を卒業し、近畿日本鉄道に入社。同社の「近鉄中興の祖」と称され社長、会長を歴任した佐伯勇氏の秘書に30代後半で就いた。平成3年に取締役、平成15年に社長に就任。4期連続の赤字決算に陥っていた同社の経営改革に着手し、プロ野球・大阪近鉄バファローズの譲渡や、あやめ池遊園地(奈良市)の閉園などを断行してグループの再建に努めた。

 27年の近鉄グループホールディングス(HD)発足後は取締役相談役に退いた。また関西経済連合会副会長、文楽協会理事長など要職を歴任。神職の資格を持ち、大阪府神社総代会の副会長も務めた。