業務用冷凍食品の製造・卸売業のナコム(大阪府東大阪市)は大阪・関西万博の会場で「未来の介護食」を紹介している。スプーンで食べられるステーキや、お好み焼き専門店「ぼてぢゅう」を展開するBOTEJYU Groupが監修したお好み焼きの介護食の試食提供も行う。16日まで。

ナコムは、西ゲート近くの「フューチャーライフヴィレッジ」内に「やわらぎ亭」と名付けたブースを出した。試食や映像紹介のほか、将来、開発が見込まれるすしやピザ、ハンバーガーといった介護食の食品サンプルなどを展示する。

食べ物をかんだり、飲み込んだりする力が衰えた高齢者や障害者は、食事の選択肢が限られる。そうした人に食の楽しみを提供しようと、同社はスプーンでほぐせるほどのペースト状にし、とろみをつけて食べやすくした冷凍の介護食を昨年春から販売している。

お好み焼きの介護食は万博に合わせて開発され、初公開された。試食した来場者からは好意的な感想も寄せられ、同社の西村直晃社長は「ソースもおいしく、粉ものなので再現性が高い。今後、市販化を検討したい」と話している。