中央アルプスと南アルプス。日本を代表する2つの山脈に囲まれる水の恵みが豊かな場所に、薬酒として有名な「養命酒」のふるさとがある。

 製造元の養命酒製造は、駒ケ根工場を中心とした一帯を「養命酒健康の森」と名付けており、敷地内には体に優しいこだわりのスイーツやランチが味わえる「カフェ」、昭和初期の酒蔵を移築し、ここならではのみやげがそろう「記念館(ショップ)」、縄文、弥生、平安時代の住居跡もある自然環境に恵まれた「散策路」など見どころがたっぷりと詰まっている。

 かつては県内の岡谷市にあった工場が昭和47年にこの地へ移転。その後、少しずつ施設を拡張し、平成17年に現在に近い形となった。

 工場見学も当然受け入れており、個人単位で訪れた客には体験、体感を意識したガイドと巡るディスカバリーコースを用意。ただ製造ラインを回るだけでなく、五感を通じて行う養命酒の作り方体験や、各種製品の試飲など、充実度満点の80分となっている。

 同施設は毎年約10万人の来場者がある。広報を担当する養命酒製造健康の森担当の依田保さんは、「36万平方メートルの7割が自然の中にあるので、憩いの空間が広がり清らかなせせらぎの音が聞こえます」とPR。薬用養命酒の超巨大瓶が出迎えてくれる魅力たっぷりの南信州有数の観光スポットは、この夏も大盛況だ。

 中央自動車道・駒ケ根インターから約15分。問い合わせは、養命酒製造駒ケ根工場(電)0265・82・3310まで。