千葉県我孫子市でベトナム国籍の同県松戸市立六実(むつみ)第二小3年、レェ・ティ・ニャット・リンさん(9)の遺体が見つかった事件で、同小保護者会会長の渋谷恭正(やすまさ)容疑者(46)=死体遺棄容疑で逮捕=が、自分の子供を軽自動車で学校に送り届けた直後に登校するリンさんを連れ去ったとみられることが16日、捜査関係者への取材で分かった。県警捜査本部は渋谷容疑者の事件前の行動を確認するとともに、犯行の動機を調べている。

 捜査関係者によると、渋谷容疑者の子供も同小に通学しており、たびたび車で送っていた。

 リンさんが行方不明になった3月24日朝も、渋谷容疑者が軽自動車に子供を乗せて走行している様子を複数の住民が目撃。リンさんは遅刻がちで日常的に遅れて登校していたことから、自分の子供を下ろした後、連れ去ったとみられる。

 同日は深夜にかけて、複数の防犯カメラに渋谷容疑者の軽自動車が映っており、ガソリンスタンドで給油する様子も記録されていた。

 捜査本部は渋谷容疑者が連れ去りや、リンさんの所持品を捨てる際に軽自動車を使ったとの見方を強めている。

 近隣住民らによると、同日夜、渋谷容疑者が普段軽乗用車を止めている自宅マンション前の駐車場に軽乗用車はなかった。

 捜査本部の調べに渋谷容疑者は雑談には応じるが、事件の内容については「黙秘します」と話しているという。