東京都杉並区清水の無職、上田美恵子さん(62)が自宅床下から遺体で見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された青木啓之容疑者(52)=埼玉県鶴ケ島市上広谷=が、上田さんの自宅からリフォームの見積書を持ち出し、処分していたことが16日、捜査関係者への取材で分かった。

 警視庁荻窪署捜査本部は青木容疑者が犯行を隠蔽(いんぺい)しようとしたとみて裏付けを進めている。

 捜査関係者によると、青木容疑者はリフォームの営業で昨年12月に上田さん方を3回訪問。工期で折り合いがつかず、トラブルになっていた。

 調べに対し、青木容疑者は上田さんの遺体を床下に遺棄した後、上田さんの持っていた携帯電話や鍵を持ち出し、捨てたと供述。

 さらに、上田さんが保管していたリフォームの見積書や、自身が当時着ていた衣類も「ごみとして捨てた」と話していることが新たに分かった。

 床下で見つかった上田さんの遺体の下の土には、血だまりのような染みがあった。

 捜査本部は青木容疑者が上田さん宅にあった包丁を使い、床下で上田さんを刺したとみて、殺害方法についても詳しく調べる。