埼玉県所沢市立山口小学校(橋本徳邦校長)で40代の男性教諭が校舎3階の教室で、担任する4年生の男子児童に対し、「じゃあ窓から飛び降りなさい」と話していたことが18日、分かった。男子児童は翌日から「怖くて学校にいけない」として欠席を続けている。

 同市教委によると、教諭は12日午後3時半ごろ、担任する教室で起きたトラブルへの指導に関連し、男子児童に窓から飛び降りるように言った後、「あなたが好きだけど、みんなを守らなくてはならない。明日から学校に来るな」と発言。直後のクラスの帰りの会でも「(34人学級だが)明日から33人で仲良くやりましょう」と話した。

 男性教諭は「誰かにいわれても、してはいけないことはやってはいけないということを指導する中で言った。飛び降りさせる意図はなかった」と学校側に釈明しているという。

 保護者らは13日に同市教委に報告。学校側とも面談し、担任の変更を求めたという。校長と教諭は事実関係を認めて謝罪した。

 教諭の発言はクラスの全児童の前で行われ、女子児童1人が14日に「怖い」として欠席したという。

 教諭は4月から同クラスを担任。同月下旬にも清掃時間中に、同じ児童の右足を後ろから押すように蹴ったという。

 同市教委は「深くおわびする。再発防止に努め、当該児童らが元の学校生活を送れることを最優先に考える」とコメント。一連の教諭の発言を体罰と認定した。田中和貴学校教育部長は「詳細な事実関係は確認中だが、許される言葉ではない」と話した。

 同校は18日から教諭を授業などから外し、全校朝会で児童に説明。児童にアンケートなどを行い、心のケアに努めるという。