国土交通省は公道を走行している車両のナンバーを可搬式のカメラで読み取り、車検切れかどうかを瞬時に判別する装置を平成30年度、全国で運用する。警察と連携し、月内にも全国5カ所で試行導入する。

 国交省によると、国内の車両保有台数は約8千万台で、このうち約510万台は車検が切れたままになっている。多くは放置状態とみられるが、過去の調査から全体の0・27%程度、約20万台が公道を走行していると推定。これらは自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)も切れている可能性が高いという。

 今月15日に国交省(東京都千代田区)でデモンストレーションを公開した。現場では、警察との街頭検査で持ち運びできるカメラを道路脇に設置。自動的に読み取った車両のナンバーを、車検切れ車両の情報を登録したパソコンで照合する。車検切れだった場合には約1・5秒後にパソコン画面に赤い通知が出る仕組みで、前方にいる警察官らが車両を止めて取り締まる。

 今回の装置導入で取り締まり効果の向上を見込んでおり、30年度には全国の地方運輸局など10カ所に1台ずつ導入して各都道府県で取り締まりに当たる。