関西国際空港では、17日夜からの強風でJRと南海電鉄の関西空港−りんくうタウン間が運休、連絡橋も一時封鎖。空港で一夜を明かした人は疲労感をにじませ、「これもいい思い出です」などとしみじみと語った。

 一睡もせずにベンチで夜を明かしたという松山市の会社員、井口智耶(ともや)さん(25)は「これから仕事。疲れて大変だが、(関空)島から出られるので、ある意味やっとほっとできる」と安堵(あんど)の表情。沖縄旅行から帰ってきたという大阪市福島区の会社員女性(41)は「ベンチで休んだから体が痛い。早く帰ってシャワーを浴びたい」と話した。

 夫婦で東京旅行から帰阪した大阪市東住吉区の会社員男性(33)は18日午前3時半ごろ、連絡橋の通行止め解除を知ったという。「深夜バスもタクシーも長蛇の列で、ベンチでの休息を選んだ。17日は結婚記念日だったが、これもいい思い出かも。でも、もういいかな」と苦笑した。