JR西日本は20日、平成28年度の社内の安全管理態勢を対象とした外部機関による評価結果を発表した。リスク評価のプロセスなど新たに16項目の改善が指摘されたほか、27年度に指摘を受けた32項目の追跡調査も行われ、うち6項目について再検討が必要とされた。

 今回の評価報告書では、リスク評価において「対策の有効性評価と見直しが確実ではない」とされ、改善が求められた。また、安全対策関連の過剰な文書作成やミーティングの有効性など15項目についても「改善が望まれる」とされた。

 一方、27年度の評価報告では、安全管理基準の明確化など32項目の改善が指摘された。今回の報告書では追跡調査の結果、このうち内部監査員の力量のばらつきなど6項目について「計画の再検討が必要」としている。

 記者会見した来島達夫社長は「もともと30項目以上の指摘がある中で、優先度をつけてやってきた。残された点については年度ごとに成果を出していきたい」と話した。

 JR西は乗客106人が死亡したJR福知山線脱線事故を検証した「安全フォローアップ会議」の提言を受け、27年度からノルウェーに本拠地を置くリスクマネジメント会社に外部評価を依頼している。