幕末の志士、坂本龍馬(1835〜67年)の没後150年の命日となる15日、龍馬の墓がある京都霊山護国神社(京都市東山区)で、龍馬や盟友の中岡慎太郎らを慰霊する「龍馬祭」が営まれ、全国のファンが志半ばで亡くなった龍馬の遺徳をしのんだ。

 龍馬祭は、明治39年に高知県出身の有志によって始まり、一時中断したが、昭和22年に再開し毎年営まれている。

 墓前にはファンら約300人が集まり、高知県の尾崎正直知事らが玉串を奉納した後、参列者は1人ずつ墓前で手を合わせた。墓前には龍馬が暗殺される直前に食べようとしていた軍鶏(しゃも)鍋が供えられ、訪れた人に約3千食が振る舞われた。

 龍馬は慶応3(1867)年11月、京都の醤油商、近江屋で中岡や下僕の藤吉とともに暗殺された。遺体は現在の同神社境内に埋葬され、墓が建立された。

 ファン歴30年という大分市の薬剤師、重田かおりさん(46)は「龍馬の生き方にひかれる。150年経ってもこれだけの人に愛されているのはすごい」と話していた。