西日本豪雨で中国地方を中心に相次いだ河川の氾濫を受け、滋賀県の三日月大造知事は河川の合流箇所で支流側が流れにくくなる「バックウオーター現象」などについて、県内で調査を進めるよう指示した。

 県内では5日未明から8日にかけて大雨となり、高島市内で77歳の男性が水路に転落して死亡したほか、床下浸水や土砂崩れによる道路の通行止めなどの被害が出た。

 河川の氾濫はなかったものの、長浜市の姉川などで洪水警報や水防警報が発令。琵琶湖の水位は平成25年の台風時と並び過去2番目の高さとなる77センチに達し、氾濫注意情報が出された。

 岡山県倉敷市真備町地区で起きた浸水被害では、河川の本流と支流の合流地点で支流がせき止められる形となり、支流側水位が上昇し堤防が決壊したとみられる。

 今後、台風シーズンを迎えることもあり、三日月知事は県内の河川合流地点でも同様の現象が起こる可能性も想定し、対応をとるよう指示した。

 県流域政策局は「国の対応などを注視しながら、今後被害防止のため必要な対策をとりたい」としている。

 一方、今回の豪雨を踏まえ、三日月知事は大戸川ダム(大津市)の設置効果の再検証を行っている県の勉強会について「(検証要素に)入れられるものは入れていきたい。多角的に検証する必要がある」と述べた。