竹山修身(おさみ)前堺市長の後援会などの政治資金収支報告書に総額2億3000万円超の記載漏れが発覚した問題で、大阪地検特捜部は12日、政治資金規正法違反の疑いで竹山氏の自宅など関係先を家宅捜索した。

 一連の問題をめぐり、堺市の男性が政治資金規正法違反罪で、特捜部に竹山氏らの告発状を提出していた。特捜部は竹山氏の刑事責任を問えるか慎重に判断するとみられる。

 竹山氏をめぐっては、これまでに後援会など3団体の報告書で、平成24〜29年で収支合わせて約2億3300万円の記載漏れが判明している。

 後援会では平成29年の政治資金収支報告書に615万円分の寄付などが不記載だったことが今年2月に発覚。他の年や資金管理団体の報告書にも次々に不記載が判明し、3月に調査結果として公表した資料にも多数の誤りが見つかった。会計は次女ら家族が担当していた。

 竹山氏は堺市出身。大阪府政策企画部長などを経て、上司だった橋下徹知事(当時)の支援を受けて21年に初当選したが、その後、堺市を含む都市制度改革を目指した大阪都構想に反対。25年と29年の市長選ではいずれも維新候補を破り、3期目を務めていたが、政治資金問題が発覚し辞職した。