知事在職中の岸本周平氏の死去に伴う和歌山県知事選が15日、告示された。共産党新人の党県副委員長、松坂美知子氏(68)と、無所属新人の元副知事、宮崎泉氏(66)=自民、立民、国民、公明推薦=の2人が立候補し、共産党候補と与野党相乗り候補の一騎打ちとなった。岸本氏が進めた施策をどう引き継ぐかが争点。各候補者は和歌山市内で第一声を上げ、舌戦の火ぶたを切った。投開票は6月1日。
松坂氏は午前9時から、南海和歌山市駅前で出発式。共産党の県議や、「家計を応援し経済ボトムアップ」「ジェンダー平等」などと書かれた看板を手にした支援者らが集まった。
この日は、元和歌山市議という知名度を生かして同市内で活動。午前には市中心部の県庁前やスーパー前などで街頭演説して支持を呼び掛け、午後は選挙カーで、ニュータウンや団地を中心に回った。
宮崎氏は午前9時から、和歌山市のJR和歌山駅前で第一声。自民党県連会長で選対本部長を務める石田真敏元総務相をはじめ鶴保庸介元沖縄北方担当相、世耕弘成元経済産業相、山本大地衆院議員の県選出国会議員や、推薦する各党の代表者、多くの市町村長、県議らが出席した。
午後には県庁前や和歌山市役所前で街頭演説。岩出市、紀の川市、かつらぎ町でも街頭で支持を訴えた。
【松坂氏の第一声】
暮らし助ける県政にする
米や物価が上がり暮らしが大変だ。岸本知事が踏み切った学校給食費の無償化は続け、もっと暮らしを助けることに取り組む。
最低賃金は近畿で最も低く、賃金を引き上げる中小企業などを支援する。大学の奨学金の返済を幅広く助ける制度もつくり、広く支援が届くようにしたい。
物価高騰に対して最も効果的で、共産党が主張している消費税の一律5%の緊急引き下げを、県としても強く求めていく。
特定利用空港に指定された南紀白浜空港は、いざ有事となった場合には、攻撃対象になりかねない。県民に危険をもたらす特定利用空港の指定は撤回する。
暮らしを助ける、安全安心、平和を守る、このような県政にしていく。
【宮崎氏の第一声】
笑顔で暮らせる和歌山を
岸本知事が急逝されて1カ月。そのときは本当に信じられなくて、残念な思いでいっぱいだった。その思いを力に代えて、今日から選挙に邁進(まいしん)していきたい。
岸本知事の息吹をしっかりと育てて、大きな花を咲かせるべく取り組んでいきたい。子供たち、お孫さんたちがいつもニコニコして笑顔で暮らせる和歌山を、一人一人の個性を生かしてだれもが活躍できる和歌山をつくっていきたい。
人口減少、高齢化、少子化といった課題がたくさんある。県民のみなさんのご意見を聞きながら、現場の人たちとともに歩みながら、行政を進めていく。ぜひ声を聞かせてほしい。
みなさんの心を一つにして、私を支援していただくことをお願いしたい。


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