前市長の辞職に伴う青森市長選は28日、告示される。立候補を表明しているのは、いずれも無所属新人で、医師の大竹進氏(72)=共産、社民推薦▽社会福祉法人理事長の関良氏(65)▽元計量機器会社役員の西秀記氏(59)▽不動産会社役員の野崎小三郎氏(44)で、4人の争いとなる公算が大きい。選挙戦は県都の街づくりなどを論点に激しい舌戦が予想される。
今回の市長選は、知事選に出馬している前市長、小野寺晃彦氏(47)の市政運営の評価に加え、物価高対策や地域振興策などが大きな争点になるものとみられる。
過去の知事選に出馬経験のある大竹氏は、市民団体や今回の知事選に立候補した横垣成年氏(63)と連動した戦いを展開。
今月22日に出馬表明した関氏は2度目の市長選挑戦。4月の県議選で4選を果たしたばかりだが、退路を断って挑む。
西氏は26日付で青森商工会議所副会頭を辞職。経済界での経験を市政に生かすべく、企業回りなどを通して浸透を図る。
野崎氏は県内で活動した元お笑い芸人としての知名度を武器に、若年層や特定の政党に飽き足らない層にアピールする。
市長選は知事選と同日選となるだけに、各立候補予定者は告示と同時に一気に動きを加速させ、支持拡大を図る。