西武3−2阪神(11日)
九回に2点差を追いつき、なお2死満塁。打球が二塁手の頭上を越えると、西武の炭谷を中心に歓喜の輪ができた。途中出場したベテランの執念の一打で阪神に劇的なサヨナラ勝ち。「最後の最後まで選手たちが集中力を切らさずにやってくれた」。連日の逆転勝利に、西口監督も手応えをにじませた。
試合開始の約5時間前。静寂に包まれた本拠地ベルーナドームでは、ロングティーの打撃練習を一人で黙々とこなす炭谷の姿があった。
「若手がアーリーワーク(早出練習)をするのを邪魔しちゃいけない。それに(試合前に)やることをやっておこうと」。6年ぶりに古巣へ復帰した昨季の出場は49試合、プロ20年目を迎えた今季も先発は決して多くない。それでも37歳は来たるべき出場機会に備え、ルーティンの練習を入念にこなしていた。
渡部聖、滝沢など若手の台頭が目立つ今季の西武。炭谷は「ベテランも若手も一丸となって、いい結果が出るようにやっていくだけ」と力を込める。2008年の日本一を知るベテランの経験は、昨年の最下位からの立て直しを図る再建途上のチームに欠かせない。(浅野英介)


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