体操の世界選手権(10月、ジャカルタ)代表最終選考会を兼ねるNHK杯が16日、東京体育館で開幕する。

15日は有力選手の会見があり、大会2連覇が懸かるパリ五輪3冠の岡慎之助(徳洲会)は「目標は世界選手権とユニバーシティゲームズの代表獲得。持ち味の完成度で勝負していきたい」と抱負を語った。4月の全日本選手権より演技の難度を上げる方向で練習しきたが、仕上がらなかったため、全日本と同じ演技構成に戻して臨むという。

五輪2大会連続金メダルの橋本大輝(日本生命・セントラルスポーツ)は大会前にコンディションを崩し、体調管理のため会見をキャンセルした。

女子で初優勝を狙う17歳の岸里奈(戸田市SC)は「優勝はもちろんだけど、世界で戦うためには56点を取らないといけない。そこを目標にしたい」と意気込みを示した。

大会は16日に男子1日目、17日に女子、18日に男子2日目が行われる。

男子種目別は南、石沢ら好位置

男子代表の個人総合枠は、4月の全日本選手権(予選と決勝)の2分の1と、NHK杯2日間の合計の上位2人が選ばれる。全日本終了時点で、橋本が1位で、0・3点差の2位で岡が続く。岡と3位以下は1・8点以上離れており、2人がやや抜け出した状況だ。

今年は世界選手権で団体総合が行われないため、種目別のスペシャリストが代表を狙いやすい選考方法になっている。最大4人の種目別枠では、床運動で世界選手権銀メダリストの南一輝(エムズスポーツク)、あん馬で石沢大翔(徳洲会)が好位置につける。個人総合3位の角皆友晴(順大)は、実力者がひしめく平行棒と鉄棒で存在感を示している。

種目別枠は、全日本の予選と決勝、NHK杯2日間の計4回の演技のうち得点の高い2回の平均点で選考が行われる。6種目の最上位者が代表候補に選出され、7月までの国際大会の結果との比較で、金メダルを狙えるスコアを持つ4人に絞られる。最上位者が重複して4人以下になった場合、その時点で代表に決まる。