第99回全国高校野球選手権大会第5日の12日、第1試合で宮城県代表の仙台育英は、滝川西(北北海道)と対戦した。仙台育英は打線が爆発。山田と長谷川に本塁打が飛び出すなど、18安打15点の猛攻で圧倒し、初戦を飾った。仙台育英は大会9日目の第3試合で、日本文理(新潟)と対戦する。

 初回、2番鈴木が二塁打で出塁すると、続く3番山田が左越えの2点本塁打を放ち、早くも先制点。父の浩二さん(38)は「持ち味の度胸で決めてくれた。チームのために堅実にバットを振ってほしい」と笑顔でエールを送った。

 二回は無死一、二塁の好機に、先発のエース長谷川が右越えの3点本塁打。自らのバットでリードを5点に広げる。母の聖子さん(49)は「このまま流れに乗ってほしい。チームのみんなが守ってくれる。安心して思い切り投げてほしい」と、ピッチングにも期待を込めた。

 中盤の五回、相手のミスもあって2死二、三塁の好機をつくると、8番斎藤の左前への2点適時打で追加点。父の明さん(53)は「前の打席は凡退だったのでうれしい。チームのために、少しでも貢献してほしい」と目を細めた。

 六回にも、5番杉山の2点適時三塁打などで3点を追加して点差を10点とし、試合を優位に進める。

 七回、相手に3点を返されるものの、八回に1番西巻の中前適時打などで2点、九回にも1点を追加。相手に追加点を許さず、毎回安打、15−3の圧勝で初戦突破した。

 応援団長の野球部3年堀田和希さん(18)は「夏の甲子園でやっと波に乗れた。選手たちに今日はお疲れさま、明日からまた頑張ろう、って言いたいです」と、勝利に安堵(あんど)の表情を浮かべつつ、次戦を見据えていた。

 

 ■佐々木順一朗・仙台育英監督「山田の本塁打がチームを元気づけた。暑い中で戦う心と体の準備をして、次戦に万全を期したい」

 ■西巻賢二・仙台育英主将「早い段階で相手投手を攻略でき、打線は積極的に振れていた。次戦はもう一度、謙虚に臨みたい」