【パリ=三井美奈】国際オリンピック委員会(IOC)は12日、東京五輪・パラリンピックで旭日旗の使用禁止を求める韓国政府からの書簡を受け取ったことを明らかにした。

 IOCは声明で、「こうした論議についてIOCは当初から、スポーツ競技の場は政治的意見表明とは無縁であるべきだという立場をとっている」と表明。その上で、「五輪で問題が生じた場合、ケース・バイ・ケースで対応を検討する」とした。

 韓国の文化体育観光省は11日、バッハIOC会長に対する書簡を送ったと発表。その中で、「旭日旗は日本の侵略を受けた韓国や中国、東南アジアなどに歴史の傷を想起させる明白な政治的象徴だ」と指摘し、五輪での使用禁止を求めていた。東京五輪・パラリンピック組織委員会は旭日旗の持ち込みを禁止しない方針を示している。