プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージのセ・リーグは巨人が阪神を6−0で下し、2連勝。37歳が大車輪の活躍をした。巨人の亀井は3安打で好機を演出しただけでなく、足でも追加点をもたらした。「いい状態でやれている」と手応えを口にした。

 リードオフマンとして申し分ない働きだった。一回に先頭打者として内角直球を完璧に捉える二塁打で出塁し、先制点のホームを踏んだ。三回は2死から右前打を放つと、五回には1死で外寄りのボールを右方向へ運ぶ二塁打。全て走者のいない場面でチャンスメークしてみせ、原監督も「一回から出塁していい役割。他の選手も亀ちゃんに触発されているようだ」と大絶賛した。

 五回はそれだけで終わらない。坂本勇が四球を選んで一、二塁となると、1球目からすかさず重盗。相手投手のモーションを盗み、強肩捕手の梅野が投げられないほど完璧な形で成功させた。「スキがあればどんどん(盗塁も)必要なこと。失敗できない中でしっかり決められたのが大きい」。丸が放った犠飛で余裕を持って生還し、貴重な1点をもぎとった。

 アドバンテージの1勝を含めて3勝目。日本シリーズ進出へ王手をかけた。2007年にCSが導入されて以降、レギュラーシーズン1位チームが3勝0敗から敗退したケースはなく、圧倒的優位に立った。「何の保証もない。明日はまたフラットな形で戦う」。指揮官は勝って兜の緒を締めた。(小川寛太)