【ソウル=名村隆寛】韓国の文喜相(ムン・ヒサン)国会議長が米メディアに対し「慰安婦問題の解決には天皇の謝罪が必要」とし、天皇陛下について「戦争犯罪の主犯の息子」と発言をした問題で、文氏は12日までに「重要な地位にある指導者の心からの謝罪を強調する流れで出た表現」と釈明した。

 訪問先の米ワシントンで11日、韓国メディアに語ったもので、文氏は「戦犯主犯の息子」という表現を「戦時の日本国王(天皇陛下)の息子という意味だ」と述べた。その上で、「日本の責任ある指導者が元慰安婦に納得できる誠意ある謝罪を行うことが優先されねばならない」とし、「日本側は数十回謝罪したと言うが、そんなことはない」と強調したという。

 自身の発言に日本で反発が起きていることについて文氏は「両国間の不必要な論争は望ましくなく、起きてもならない」と語った。

 韓国外務省報道官は12日の定例会見で、文氏の発言について「日本側が誠意ある姿勢を見せる必要があるとの点を強調する趣旨と理解している」と擁護した。