ロシアのラブロフ外相と中国の王毅共産党政治局員兼外相は1日、モスクワで会談した。タス通信によると、両外相は今年の外交交渉の予定に関する計画に署名した。会談では5月に予定される中国の習近平国家主席の訪露に向けた調整を行ったほか、ロシアの侵略が続くウクライナ情勢や対米政策を協議したとみられる。
ラブロフ氏は会談で、今回の王氏の訪露について「5月の中露首脳会談の下準備だ」と指摘。両国首脳の方針に基づき、中露関係が「前例ない水準に達し、全包囲で発展している」と述べた。「世界の大多数の国は、中露関係を困難な国際政治の安定化要因とみている」とも主張した。
王氏も「中国はロシアとともに、あらゆる障害を克服し、世界の多極化と国際社会の民主化を促進する用意がある」などと応じた。王氏は今回の訪露中にプーチン大統領とも会談する。
「欧米による世界の一極支配」を批判してきた中露は現在、欧州を軽視するトランプ米政権を巻き込み、米中露など大国主導の新たな世界秩序を構築したい思惑だとみられている。
中露は近年、政治・経済協力を進め、準軍事同盟とも呼ばれる関係を築いてきた。両国間では友好誇示の一環として、5月9日にロシアが行う第二次大戦の対ドイツ戦勝を記念する軍事パレードに習氏が出席し、プーチン氏と会談する予定。プーチン氏も返礼として9月に中国が開く対日戦勝記念式典に出席する。(小野田雄一)


プロバイダならOCN











