【ワシントン=加納宏幸、ニューヨーク=上塚真由】トランプ米大統領は17日、韓国の文在寅大統領と16日に電話会談したのを受け、ツイッターに「文氏には“ロケットマン”がどうしているのか尋ねた」と投稿した。弾道ミサイル発射を繰り返す金正恩朝鮮労働党委員長に対して強い不快感を示したとみられる。一方、ヘイリー米国連大使は17日放映のテレビ番組で、制裁圧力を強化することによる解決が限界に来ているとの認識を示した。

 北朝鮮の核・ミサイル開発をめぐり、国連安全保障理事会は21日、国連総会で各国首脳らが集まるのに合わせて閣僚級会合を開催し、対応を協議することになった。安保理外交筋が明らかにした。米国が要請し、「不拡散問題」を議題に、北朝鮮だけでなくイランの核開発問題を取り上げたい理事国も賛同した。

 日米両国は、各国に制裁決議の履行徹底を強く呼びかけ、挑発行為を一段と加速させる北朝鮮への圧力強化を目指す。

 米政府は北朝鮮が水爆実験とする6度目の核実験を受けて新たな決議が採択されたのを踏まえ、北朝鮮への石油輸出制限などの制裁措置の完全な履行を関係国に求める構え。

 これに関連し、ヘイリー氏は17日放映のCNNテレビ番組で「現時点で、われわれが国連安保理でできることは尽きてきた」と述べ、トランプ政権が検討する「全ての選択肢」のうち軍事的手段を担うマティス国防長官に対応を委ねる可能性に言及した。

 ヘイリー氏はまた、「(国連安保理で)できることはするつもりだが、多くの軍事的選択肢がテーブルの上にある」と述べた。