【ソウル=桜井紀雄】韓国前大統領、朴槿恵被告=収賄罪などで公判中=の友人、崔順実被告に政府の機密文書を流出させたとして、公務上機密漏洩などの罪に問われた元大統領府付属秘書官、チョン・ホソン被告の公判で、ソウル中央地裁は15日、懲役1年6月(求刑・懲役2年6月)の実刑を言い渡した。

 地裁は「『崔被告の意見を聞いてみろ』との大統領の明示的指示に従った」と指摘。「大統領も文書流出を当然、認識していた」として、朴被告と「共謀」したとの判断を示した。文書流出は、崔被告の国政介入発覚の端緒となった事件で、朴被告の公判にも影響を与える可能性がある。

 チョン被告は「門番3人組」と呼ばれた朴被告の最側近の一人だったが、地裁は「大統領の指示を拒否することは難しかった」と、情状面にも言及した。