全日本大学選手権第3日(13日、東京ドームほか)2回戦6試合が行われ、ドラフト1位候補トリオを擁する東洋大(東都)は先発の上茶谷大河投手(4年)が三回途中6失点で降板するなど、九産大(福岡六大学)に3−10でまさかの七回コールド負け。慶大(東京六大学)は苫小牧駒大(北海道)を11−0と五回コールドの快勝で8強入りした。その他、白鴎大(関甲新)、東日本国際大(南東北)、徳山大(中国)、宮崎産業経営大(九州南部)が準々決勝に進んだ。

 150キロ超の右腕トリオを擁する東洋大が初戦で散った。最速151キロのエース、上茶谷が三回途中7安打6失点で降板。最速153キロの2番手、梅津も七回二死一塁から9番・横田に2打席連続本塁打を浴び、コールド負けを喫した。

 「調子は悪くなかったが、相手はバットが振れていて、流れを変えられなかった」。まさかの敗戦に梅津はぼう然。上茶谷は試合後に腹痛を訴え、医務室に直行し、その後は埼玉県内の病院で、「細菌性胃腸炎」と診断された。

 実は試合前にエースはトイレで嘔吐していた。「すっきりしたので大丈夫、行けます」と杉本監督に告げ、志願の先発だったが、本調子にはほど遠い内容だった。

 登板のなかった甲斐野も含めドラフト1位候補の3人は今大会の注目株で、この日もネット裏にスカウトが集合した。「評価は変らない」(楽天・長島スカウト部長)という声が多かったが、盤石の投手陣で臨んだはずの大学選手権は2回戦(初戦)敗退。指揮官は「点の取り合いは予想してなかった。向こうはよく研究していた」と肩を落とした。 (赤堀宏幸)