第97回選抜高校野球大会第10日第1試合(28日、健大高崎1−5横浜、甲子園)自慢の直球をことごとくはじき返され、史上4校目の春連覇を逃した。健大高崎の最速158キロ右腕・石垣元気投手(3年)は、4回⅔で86球を投げて6安打3失点。「自分の力の無さを実感させられた。今日負けたのは自分のせいだと思う」と声を振り絞った。

四回1死二塁から救援登板した。五回に先頭から3連打を浴びるなど3失点。直球は150キロ台を連発したが、「(要求の)コースとは逆に行ってしまった。甘い球を一発で仕留められた」と悔やんだ。

横浜とは昨秋の関東大会決勝で対戦。タイブレークに突入した延長十回に石垣が、奥村凌にサヨナラ打を浴びて3−4で敗れた。悔しさを糧に、冬場は鉄球を使ったトレーニングで握力を強化。今大会前に左脇腹を痛めたことで先発はなかったが、26日の花巻東(岩手)との準々決勝で、甲子園最速タイとなる155キロを5球記録するなど強烈な印象を残した。石垣も、「今日以外の試合では、直球の走りはよかった」とうなずいた。

だが、横浜には雪辱を果たすことはできず。2度の敗戦経験を胸に、さらに進化して再び聖地に戻る。エースは「ここに戻ってくることを目標にして、結果的に日本一になれれば」と夏でのリベンジを誓った。(児嶋基)