プロボクシングの54キロ契約8回戦が25日、東京・後楽園ホールで行われた。アマチュア7冠の坂井優太(19)=大橋=が、タニャパット・シーハナン(27)=タイ=に1回1分51秒KO勝ち。プロ3戦3勝(3KO)とした。

スーパールーキーの坂井が1回に左ボディーフックをクリーンヒット。タニャパットは少しの時間差で悶絶(もんぜつ)し、10カウントを聞いた。坂井はほとんど喜ぶことなく冷静に勝ち名乗りを受けた。

「ボディーは狙っていたパンチ。ずっと練習していた。手応えはありました」

2022年世界ユース選手権バンタム級優勝など、高校生での実績は日本史上最高レベルの技巧派サウスポーは「減量をもうちょっとうまくやれるようにしたい」と課題を述べた。

昨年6月にバンタム級6回戦でプロデビューし、韓国スーパーバンタム級3位だったキム・ジヨン(韓国)に2回TKO勝ち。10月の2戦目では54キロ契約8回戦で、前日計量で1・3キロ体重超過したスジャリッチョン・スランパイ(タイ)に2回TKO勝ちした。

3戦目に向けては4団体世界スーパーバンタム級統一王者の井上尚弥(31)=大橋=のスパーリングパートナーとして来日している、WBC世界スーパーバンタム級37位のジェフ・ラミド(25)=米国=と2度スパーリング。遠めの距離では互角以上に渡り合ったが、打ち合ってしまい父の伸克トレーナーに大目玉を食らったという。

プロの試合には「だいぶ慣れました」というが、これまで長いラウンドを闘っていないことには「心配はあります」と苦笑い。次戦の対戦相手のレベルについては「大橋(秀行)会長にお任せします」と話すに留めた。

興行はNTTドコモの映像配信サービス「Lemino」で無料生配信された。坂井のアマチュア戦績は52戦50勝(7KO・RSC)2敗、タニャパットのプロ戦績は14戦11勝(4KO)3敗となった。(尾﨑陽介)