ラグビー・リーグワン1部でレギュラーシーズン(RS)5位の神戸は15日、同4位の静岡とのプレーオフ準々決勝(17日、花園)に向け、神戸市内で練習した。出場メンバーも発表し、チーム最年長、39歳のベテラン山下裕史が右PRで先発。今季のRSでは2連敗している難敵との3度目の対決へ「失うものは何もない。負けたら終わり。ファイナル(最後)の気持ちで戦う」と闘志を燃やした。
静岡とは今季は開幕節(昨年12月21日、●13−15)と最終節(5月10日、●23−29)の2度対戦。今回は中1週間、2週続けての戦いとなる。勝負のカギを握るのがスクラムだ。1週間前の対戦では、相手が強みとするスクラムで圧倒され、主導権を握られた。
先発で前半の40分間、さらに一度退いた後、PRに負傷者が出たため、後半18分から再出場と計62分間、ピッチに立った山下裕は「悔しいです。試合に負けたし、スクラムだけがすべてではないが、スクラムは絶対に3番(右PR)、FWの仕事。その先頭に立つ責任者としてダメだった」と唇をかむ。
だが、このままで終われない。フロントローで話し合い、「こうなったから押された」と問題点を分析。「ちょっとのこと。その答え合わせが今週できる。しっかり借りを返したい」と雪辱へ自信をのぞかせる。
京産大から2008年春に加入。元日本代表でキャップ数は51。2015年W杯イングランド大会では、日本が優勝候補の南アフリカを破り、「ブライトンの奇跡」と呼ばれる歴史的な一戦にも出場している。昨季はトップリーグとリーグワンの通算出場記録を歴代最多の178に更新。今季は17試合に出場し、その記録を195まで伸ばした。
社員選手でもあり、会社では神戸工場の課長を務める。来年1月1日には40歳の誕生日を迎える。だが、来季のことは考えていない。今は2日後の静岡戦だけを見すえている。「優勝したら、このままやめたい。やめさせてください」と豪快な笑いの中、打倒・静岡を誓った。(月僧正弥)


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