DeNA・今永昇太投手(23)が16日、神奈川・横須賀市のベイスターズ球場で行われた、球宴参加選手を除く全体練習に参加。17日のヤクルト戦(横浜)で、プロ入り後初めて投げ合う東都大学リーグ時代からのライバル、原樹理投手(23)に宣戦布告した。

 その名前を耳にするや、今永は思わず「まさか、こんなに早く対戦する日がくるとは…」とつぶやいた。

 後半戦開幕のヤクルト戦で投げ合うのが原樹理とあって「いつも相手投手は特に意識しないですが、原に関しては意識する。チームとしてはもちろん、個人的な勝負としても勝たなければいけない」。冷静沈着な男から、力強い言葉が飛び出した。

 因縁のライバルだ。駒大のエースとしてチームをけん引した4年秋、東都大学リーグ1部で最下位となった。2部優勝の東洋大との入れ替え戦で2人は対決。ともに先発の初戦は今永が3安打完封し1−0で先勝。2回戦では救援した原樹理に勝ちがつき、1勝1敗。ともに先発で迎えた3回戦で今永は六回途中11安打9失点、原樹理は完投勝利し、駒大は2部に降格した。

 2016年にお互いドラフト1位でプロ入り後は、良きライバルとして刺激し合っている。無料通信アプリ「LINE」で連絡を取り合い、けがや不振の時には励まされたことも。「彼の成績はいつも気になる。あす(17日)は目の前で見られるし、僕の投球も(原樹理は)見ると思う」。プロで実現したライバル対決の“第2章”に気持ちは高まる。

 チームは前半戦を3位で折り返し、2位・阪神とは2・5ゲーム差。チーム最多の6勝を挙げるD1位・浜口(神奈川大)が故障離脱し、今永への期待は大きくなっている。「後半戦は結果だけを大事にしたい」。ライバルに投げ勝ち、上位進出へ最高のスタートを切る。 (佐藤春佳)

今永についてDeNA・篠原投手コーチ「後半戦の開幕を彼に託すということは決めていた。いままで通りの投球をしてほしい」