敵地メットライフドームで全体練習を行った。第1戦に先発する則本が鋭いまなざしで意気込みを語った。

 「辛抱強く投げることが一番大切。チーム全体で菊池君から勝利をもぎとりたい」

 今季、対西武はリーグで唯一の負け越し(1勝2敗)で、防御率も5・76と分が悪い。だが、今季最終登板(8日・ソフトバンク戦)では6回無失点で白星。8三振を奪って、菊池を5個逆転(222三振)して4年連続奪三振王のタイトルを確定させた。

 梨田監督は「則本が投げている間に野手が点をとれればいい。(菊池には)球数を投げさせて、隙を突いて足や小技を使っていく」と気合を込めた。今季8戦8敗と屈辱を味わった左腕を、機動力で崩す構えをみせた。3位からの「下克上」へまずは天敵を撃つ。 (横山尚杜)

★CSファーストステージ

 3試合制で行われ、勝利数の多い球団がファイナルステージに進出する。延長は十二回まで。セ・リーグはステージの勝ち上がりが確定した時点でコールドゲームとし、十二回裏を実施しない。引き分けの場合、再試合は行わない。パ・リーグは予告先発を実施、セ・リーグは実施しない。

パのファーストステージの傾向

 〔1〕過去13年間(2004−06年のプレーオフも含む)で3位球団が10−15年まで6年連続で勝ち上がるなど8度もファイナルSに進出(突破率61・5%)。ホーム開催で有利なはずの2位球団の突破が5度と劣勢だ(突破率38・5%)。ファーストSの特徴として第1戦に勝利した球団がファイナルSに12度進出しており、突破率が92・3%と非常に高い。第1戦に勝って敗退したのは06年の西武だけ。

 〔2〕西武と楽天は初顔合わせ。西武は過去7度の出場で突破したのは04年(2位)と11年(3位)の2度。2位での出場は過去5度で敗退が4度と多い。楽天の出場は09年(2位)の1度だけでソフトバンクに2連勝して突破している。

データBOX

 〔1〕西武・菊池と楽天・則本の投げ合いは2013年に1度、16年に3度の計4試合(今季はなし)。菊池が1勝2敗、防御率2・22(24回1/3、11失点、自責点6)、則本が2勝1敗、同2・77(26回、9失点、自責点8)と則本が勝ち越している。

 〔2〕菊池の今季楽天との対戦成績は2完封を含む8戦8勝、防御率0.82。今季16勝のうち半分を稼いだお得意さまだ。主軸のウィーラーとの対戦被打率が.125、銀次も同.160と抑えているが、ペゲーロには同.348と相性が良くない。

 〔3〕則本の今季西武戦は4試合に投げて1勝2敗、防御率5.76。山川との対戦被打率が.600で2被弾、浅村が同.364、秋山が同.333などチーム対戦被打率が.300と精彩を欠く。