第99回全国高校野球選手権大会第6日第2試合(三本松9−4下関国際、13日、甲子園)2回戦4試合が行われ、三本松(香川)は下関国際(山口)を9−4で下して創部108年目で甲子園初勝利。

 創部108年目にして、初めて甲子園に校歌を響かせた。三本松が24年ぶり3度目の出場で、春夏通じて初勝利だ。

 「勝ったらこれだけの方に喜んでもらえるんだとうれしかった」と捕手で6番打者の渡辺主将が、感無量の表情を浮かべた。1−0の二回、高めのスライダーを左翼席に運んだ。高校通算4号で公式戦初本塁打。1点を先制したその裏、失策が絡んで二死三塁のピンチを招くなど緊張感が漂っていたチームに、勢いをもたらした。

 東かがわ市唯一の高校で、メンバー全員が県内の中学出身。大半が小学校時代からの顔なじみで、渡辺にとってバッテリーを組んだ佐藤、二塁手の多田は中2から所属した「東かがわリトルシニア」でのチームメート。当時も主将としてチームを引っ張り、創設2年での四国大会優勝、全国大会出場に導いた。

 6月18日には招待試合で清宮幸太郎内野手を擁する早実(西東京)と対戦し、2−0で完封勝利。自信となり、香川勢として6年ぶりとなる初戦突破を果たした。三本松の次戦は二松学舎大付戦。新たな歴史を刻む。 (臼井杏奈)

三本松・日下広太監督「新しいページを刻めてうれしい気持ちでいっぱい。先に点を取り、有利に進められた」