NEC軽井沢72第1日(11日、長野・軽井沢72G北C=6655ヤード、パー72)濃霧のため、3組9人が競技を終えられなかった。ツアー未勝利の山田成美(27)=GOLF5=が5番(パー4)の第2打から5度、池に入れるなどして女子ツアーのワースト記録となる1ホール15打をたたいた。ツアー2勝の比嘉真美子(23)=フリー=が64をマークし、暫定首位。3打差に辻梨恵(23)=大和証券=がつけた。プロ初戦の勝みなみ(19)=フリー=は70で暫定15位。

 池、また池、やっぱり池。山の日に“水難”に遭ったのは、山田だ。今季2度、首位発進している27歳が1ホールで“池ポチャ”5連発を喫し、痛恨の15打をたたいた。ホールバイホールの記録が残る1990年以降では1ホールのワースト記録となった。

 「最初(の2打目)のショットがカツカツの番手でやっていたんで、もっと大きいクラブで打てば良かった」

 傷心気味に、か細い声で振り返るのがやっと。もともとの小声がさらに小さくなった。

 砲台グリーンの手前に池が広がる379ヤードの5番(パー4)。第1打をフェアウエーのほぼ中央に運んだが、ピンまで160ヤードの池越えを7Iで打って池に入れた。1罰打となったドロップゾーンからの第4打はピンまで75ヤードを52度のウエッジで打って再び池に。同じく第6打も再現VTRを見るように繰り返し、第8打、第10打はグリーン手前の刈ってある芝から転がって池に落ちた。アリジゴクならぬ池ジゴクにどっぷりとはまった。

 「最初の2回のショットは当たりが良くなくて、その後の2回は怖がっちゃって、ちゃんと打てていなかったと思う」

 2014年のプロテストにトップ合格したプロ4年目。今季は6月の「ニチレイレディス」で第1日に首位に立ちながら最後は48位と崩れた。苦い経験を生かし、前週の「北海道meijiカップ」では首位発進から7位と踏ん張って名前と顔を売った。それが、今度は暫定最下位発進…。まさに山あり谷あり。山田にとって、たたりの山の日になってしまった。 (清野邦彦)

山田 成美(やまだ・なるみ)

 1989(平成元)年12月27日生まれ、27歳。兵庫・明石市出身。12歳でゴルフを始める。中学時代は軟式テニス部。高校時代から本格的にゴルフを始め、名古屋商科大卒業後に研修生時代を過ごし、プロテストは3度目の挑戦となった2014年にトップ合格。QTランク11位の資格で出場する今季は22試合で予選落ち15戦。「北海道meijiカップ」7位が最高。1メートル64、55キロ。