日本代表FW本田圭佑(31)=パチューカ=が16日、東京都内で行われたW杯の公式時計メーカー「ウブロ」のイベントに参加。4月7日のバヒド・ハリルホジッチ前監督(65)の解任後、初めて公の場で口を開いた。6月14日に開幕するW杯ロシア大会への出場を自ら“確定”させるなど、“本田節”を炸裂(さくれつ)。金狼にかつてのギラギラ感が戻ってきた。

 真夏日の太陽も、この男にはかなわない。日本列島が各地で今年一番の暑さを記録したこの日、FW本田が自身3度目となるW杯への熱い思いをぶちまけた。

 「もちろん(W杯に)行くつもりで、しかも勝つつもりで準備する。これが最後のW杯になる。自分の全てを出すという情熱を注ぎたい」

 白いジャケットに紺色のネクタイ。「最近はしていなかった」という両手に腕時計をつける「ダブルウオッチ」姿で登場した。標高2000メートルを超えるメキシコの高所でプレーしてきたことで、平地での体力テストの数値も軒並みアップしたといい、「いい状態」と猛アピールした。

 日本協会が14日に国際連盟(FIFA)に提出した予備登録メンバー35人に名を連ねたとみられ、18日に30人前後が発表されるガーナとの壮行試合(30日)のメンバー入りも確実だ。31日には最終登録23人に絞られるが、ロシアに行く気は満々。世界の猛者との再々戦に「日本は海外のことを美化しすぎ。どんな相手にも勝てる可能性はある。優勝の確率は1パーセント以下かもしれないけど、可能性はある」と、“本田節”をこれでもか、とばかりに炸裂(さくれつ)させた。

 自身がブレークした2010年南アフリカ大会前にダブルウオッチ姿が話題となり、14年ブラジル大会では「優勝という信念を貫く」と宣言しながら1次リーグ敗退で“玉砕”した。その後はビッグマウスが影を潜めたかに見えたが、W杯開幕1カ月を切って“完全蘇生(そせい)”。「集大成になる」ロシアに向けて、金狼に本来のギラギラ感が戻ってきた。(一色伸裕)