イングランド・プレミアリーグ(11日=日本時間12日、ロンドン)開幕戦が行われ、レスターの日本代表FW岡崎慎司(31)が、敵地でのアーセナル戦に先発出場。前半5分に今季初得点となる同点弾を決めた。後半27分に退き、チームは3−4で敗れたが、欧州移籍後の開幕戦では6試合で4得点。“開幕男”として大舞台での勝負強さをアピールし、31日のW杯ロシア大会アジア最終予選の豪州戦(埼玉)に弾みをつけた。

 “開幕男”がまた決めた。0−1の前半5分、左クロスを右サイドの味方がヘッドで中央に折り返す。相手DFとの競り合いを頭一つの差で制したFW岡崎が、たたき込んだ。アーセナルとの開幕戦でチームと自身の今季初得点を決め、仲間と抱き合い歓喜した。

 「練習(試合)からゴールが取れていたので点が入るかなという感覚はあった。でも、ああいう形(ヘディング)では考えていなかった」

 岡崎の得点で試合を振り出しに戻したチームは、2−2の後半に一時勝ち越したが、岡崎が退いた後に2失点。乱打戦の末に3−4で逆転負けを喫した。

 岡崎はレスターに移籍した2015−16シーズンは、36試合に出場し、5得点の活躍で創設133年のクラブを史上初のリーグ優勝に導いた。しかし、メンバーが多く入れ替わった昨季、序盤は控えに回る試合が多く、チームも12位と低迷。今季もマンチェスター・シティーからナイジェリア代表FWイヘアナチョが加入し、定位置争いは激化している中、「信頼を勝ち取るためにはシーズン2桁(得点)取るぐらいの勢いが欲しい」と臨んだ開幕戦でいきなり結果を出した。

 これで欧州移籍後のリーグ開幕初戦は、ブンデスリーガ時代を含めて6戦4発。今季も注目される大舞台での強さを見せつけた。ただ、チームが敗れたことで「早く点が取れるに越したことはないが、いつも続かないので続けるようにしたい」と浮かれることはない。

 日本代表は右ふくらはぎ肉離れの本田(パチューカ)や右足首のけがを抱える大迫(ケルン)らFW選手が相次いで離脱中。代表で50得点を決めている岡崎も、W杯アジア最終予選では目下、2戦続けて先発から外れている。勝てばW杯出場が決まる同予選の豪州戦(31日)。「(豪州戦までにリーグは)あと2試合。自信を持っていけるように頑張りたい」。泥臭さを取り戻し、輝きを増していく。