夏合宿練習マッチ(17日、北海道北見市=気温16度、曇り一時雨)トップリーグ(TL)のヤマハ発動機に今月復帰したFB五郎丸歩(31)が、北見合宿初戦となった近鉄戦の後半から登場。“復帰初陣”で1トライ5ゴールの15点をマークし、勝利に貢献した。8月18日に開幕するTLでの五郎丸フィーバー再燃、そして2015年W杯以来となる日本代表復帰へ最高のスタートを切った。

 日中16度とこの時期異例の寒さでも、“ゴロー・フィーバー”が北の大地を熱くした。

 「(古巣は)やりやすいですよ! やっぱり。チームから離れている感じもなかったですね」

 2015年シーズン後にチームを離れ、レッズ(豪州)、トゥーロン(フランス)と強豪国のラグビーを体感。その“空白”の不安を、自慢の右足と復帰初陣のトライで吹き飛ばした。

 おなじみの“お祈りポーズ”のルーチンは、トゥーロン時代に封印。この日もポーズはなく、後半のみの出場で立ち上がりの2ゴールを外した後、5本を成功させた。清宮克幸監督(50)は「不安はあったかもしれないが(内容は)よかった」と評価した。

 21日のNTTコム戦では出場時間を増やす見通し。8月18日のTL開幕まで1カ月。チームの15番奪還へ一歩前進だ。 (吉田宏)

★ファン300人

 ふだんは50人にも満たない練習試合に、300人近いファンが押し寄せた。地元のラグビークラブでプレーする坂下そよさん(9)は「五郎丸選手と握手できてうれしかった」。古豪・北見北斗高ラグビー部の小林勇斗くん(16)も「ラグビーの勉強のために見に来た。(五郎丸は)テレビよりデカく感じた」と驚いていた。