“将棋のまち”として地域振興に取り組む11自治体とトップ棋士たちが集う「全国将棋サミット2017」(日本将棋連盟、倉敷市主催)が5日、同市中央の市芸文館で開かれた。将棋人気が盛り上がる中で多くのファンが詰め掛け、パネルディスカッションや特別対局などを楽しんだ。 市大山名人記念館の北村実館長が、親交の深かった同市出身の故大山康晴15世名人をしのんで講演。女性将棋の公式タイトル戦「大山名人杯倉敷藤花戦」を主催する同市をはじめ、兵庫県姫路市と加古川市、山形県天童市が、将棋を生かしたまちづくりを紹介した。 伊東香織倉敷市長や清水市代女流六段(クイーン倉敷藤花)は「女性への将棋普及」をテーマにパネルディスカッション。「女性への普及を進めた大山名人を顕彰する倉敷藤花戦は出場棋士が倍増し、手応えを感じている」(伊東市長)、「将棋好きの男性に、身近な女性へ魅力を伝えてくれるよう働きかけるだけで愛好者数は大きく増えるはず」(清水女流六段)などと語り合った。 初タイトルを懸けて羽生善治王位に挑戦中の菅井竜也七段=岡山市=が佐藤天彦名人と対決する注目の公開対局や、棋士による指導対局など交流イベントもあり、約500人のファンが将棋の魅力に浸った。 同サミットは、同市の3市(旧倉敷、児島、玉島)合併50周年記念事業。西日本では初めて開催された。