真夏の岡山がさらにヒートアップ—。「おかやま桃太郎まつり」が開幕した5日、岡山市中心部は、にぎやかな祭りムードに染まった。キャラクターショーなどを繰り広げた「ファミリーフェスタ」は家族連れらで大盛況。各地のうらじゃ演舞場では、奇抜なメークと衣装をまとった“温羅(うら)”たちがエネルギッシュに舞い、観衆の目を引きつけた。日没後は納涼花火大会があり、迫力ある光と音のショーが夜空を彩った。 岡山市中心部が鬼たちのステージに一変—。伝説の鬼神・温羅(うら)にちなんだ「うらじゃおどり」では、この日を待ちわびた踊り手たちが街角に続々と登場。躍動感あるダイナミックな振り付けで観衆にアピールした。 イオンモール岡山内の演舞場では小学生らの踊りを観客が手拍子で応援した。リズミカルな動きを見せた同市立小6年の児童(12)は「真夏の暑さが心を熱く盛り上げてくれる」と流れる汗をぬぐった。 胸にしまった夏の思い出が見る人の心によみがえる踊りにしたい—。そんなテーマを掲げ下石井公園の演舞場に立った兵庫県姫路市の会社員男性(29)=岡山市北区出身=は「最高の出来だった」と声を弾ませた。 表町商店街では踊り連のパレードが買い物客らを魅了。見物した倉敷市、派遣社員女性(22)は「踊り連ごとにダンスや曲の工夫が異なり、こちらのテンションも上がる」と一体感を楽しんだ。 温羅のメークができるブースも各地に設けられた。同商店街で体験したノートルダム清心女子大付属小5年の女子(10)は「ほっぺにチョウをデザインしてもらい、うれしい。いつかは踊り手たちのような奇抜なメークをしてみたい」と目を輝かせた。■ 「ファミリーフェス」人気キャラに興奮 山陽新聞社さん太広場(岡山市北区柳町)で開かれたファミリーフェスタは、コンサートやキャラクターショー、ダンスなどを特設ステージで繰り広げた。会場には多くの家族連れらの笑顔があふれた。 とりわけ人気を集めたのがアニメキャラクター・ピカチュウのショー。子どもたちはリズミカルで軽快な動きをまねたり、声援を送ったりした。 同市立幼稚園の女児(4)は「ピカチュウがいっぱい出てきてびっくりした。手を挙げたり、ピースをしたりして上手に踊れたよ」と満足そう。 同市在住の歌手中村ヒロキさん(28)によるコンサートなどもあった。“歌のお姉さん”のステージで風船をプレゼントされた同市立第一藤田小1年の女子(6)は「声がきれいですてきだった」とにっこり。母親(28)も「娘が興奮して喜ぶ姿を見られて幸せな気分」と喜んだ。