「広島原爆の日」の6日、岡山県内各地で追悼行事が行われた。岡山市内では同市原爆被爆者会が原爆被爆死没者供養塔(中区門田本町)の前で慰霊祭を営み、犠牲者の冥福を祈るとともに、戦争と核兵器のない社会の実現に向け決意を新たにした。 被爆者や家族、ボランティアで供養塔を清掃している市立東山中学校(同御幸町)の生徒ら約50人が参列。原爆投下の午前8時15分に黙とうをささげ、平末豊会長(86)=同市南区=が「若い世代とも力を合わせ、命ある限り戦争や核兵器のない世界の実現を目指し努力することを誓う」と述べた。 供養塔には、この1年余りで亡くなった24人を含む765人の被爆死没者名を記した過去帳と千羽鶴が供えられ、参列者は菊花を手向け、手を合わせた。 広島原爆で姉や父親を亡くした女性(88)=同市中区=は「投下直後、家族を捜した広島の凄惨(せいさん)な状況を今も夢に見る。多くの命を奪う核兵器の使用は二度と繰り返してほしくない」と話した。 同会は広島、長崎の原爆で被爆した市民でつくり、会員は287人。