最終日を迎えた6日の「おかやま桃太郎まつり」。真夏の強い日差しが照り付ける中、派手なメークと衣装で決めた「鬼」たちが市街地を舞い、観客を魅了した。締めくくりの総おどりでは観客も踊りに加わり、「岡山の夏」を共有した。 初日(5日)に続き、市街地の各所に設けられた演舞場。この日に備え、練習を重ねてきた各踊り連が迫力と切れのあるパフォーマンスを繰り広げた。 娘(19)がJR岡山駅東口広場で参加した倉敷市の女性(47)は「普段はおとなしいのに笑顔で生き生きと踊っている」と話し、目を細めた。 主会場の市役所筋は昼すぎから車両通行止めとなり、踊り連が“占拠”。スピーカーから流れる「うらじゃ、うらじゃ」という大音量の音楽に合わせ、各踊り連が一体感のあるダンスを披露しながら進み、沿道の人たちを楽しませた。最前列で見ていた玉野市立小学校の3年女子生徒(14)は「踊り手の掛け声に誘われ、自分も踊っているかのような爽快感を味わえる。気持ちいい」。 日がすっかり暮れた午後8時。まつりのクライマックスとなる総おどりが始まると、踊り連のメンバーと飛び入りの市民らによる輪が市役所筋のあちらこちらにでき、まつりの熱気と興奮は最高潮に。瀬戸内市の公務員女性(43)は「みんなで一緒に踊る一体感がたまらない」、岡山市内の商業高校の3年女子生徒(17)は「うらじゃを踊らなければ岡山の夏は始まらないし、終わらない」と話した。