岡山県は10日、地域の発展に貢献した個人を顕彰する2017年度の三木記念賞に、岡山大異分野基礎科学研究所教授の沈建仁氏(55)=岡山市北区、元県立岡山盲学校教頭の竹内昌彦氏(72)=同市中区、京都大大学院理学研究科教授の森和俊氏(59)=京都市右京区、倉敷市出身=を選んだと発表した。 中国出身の沈氏は、植物の光合成研究で世界をリードし、太陽光を使って新エネルギーを生み出す人工光合成の技術開発に尽力。13年に山陽新聞賞(学術功労)、今年4月に内閣総理大臣表彰「みどりの学術賞」を受けた。 竹内氏は、視力を失いながら教壇に立つとともに、障害者の自立を訴える講演活動を25年間にわたり約2200回行った。海外での視覚障害者支援にも力を注いでいる。 森氏は、生物の細胞内で壊れたタンパク質が修復される仕組みを解明し、国内外から高い評価を受ける。14年に米国の医学賞「ラスカー賞」、15年に山陽新聞賞(学術功労)を受賞。 授与式は31日、ルネスホール(岡山市北区内山下)であり、賞金30万円が贈られる。 三木記念賞は、故・三木行治知事が受けたマグサイサイ賞(フィリピン)の賞金を基に1968年創設。50回目の今回は11人の推薦があり、受賞者は計225人となった。団体対象の三木記念助成金は、推薦数の減少で今回から募集を休止した。