岡山県の伊原木隆太知事は10日の定例会見で、水島港国際コンテナターミナル(倉敷市玉島乙島)で南米原産の強毒アリ「ヒアリ」が見つかったことを受け、「一度定着すると駆除するのは大変難しい。徹底した水際対策を取らねばならない」と述べ、拡散防止に全力を挙げる考えを示した。 知事はヒアリの定着を阻止するため、現場周辺に毒入りの餌を設置したことなどを説明し、「今後は環境省と連携してモニタリング調査を継続し、必要とあれば県独自の措置を講じたい」と強調。全国の港で発見が相次いでいることに関しては「(各国の)コンテナ搬入元をクリーンにしなければ侵入防止は難しい」とし、政府を通じて予防的な対応を求めたいとした。 ヒアリは6日、コンテナそばで約200匹が発見された。女王アリ2匹も含まれていたが、卵や巣は確認されていない。県は、発見時の対処法などを記した県民向けのちらしを1万枚増刷しており、市町村を通じて周知する方針。 知事はまた、倉敷市の障害者就労継続支援A型事業所5カ所が7月末で閉鎖され、約220人が解雇された問題について「事業者が法に基づく責務を果たさず、障害のある利用者が突然解雇されたことは誠に遺憾」と述べ、倉敷市などと連携して再就職支援に取り組むとした。