第35回備前焼まつり(14、15日)の前夜祭「かべりだいまつ」が13日夜、まつり会場となる備前市伊部地区で開かれ、たいまつの炎の行列が焼き物の里を彩った。 午後7時ごろ、地元住民ら約250人が長さ約1・8メートルのたいまつを担ぎ、伊部小を出発。「かべりじゃー、かべり」と掛け声を発しながら、南西方向の国史跡・伊部南大窯跡を目指し、備前焼ギャラリーなどが並ぶ約1・5キロを練り歩いた。 大窯跡に到着すると、代表の25人が白装束などで、山の中腹の灯火台へ向かい、たいまつで点火。炎が勢いよく燃え上がった。 行列を見守った同市、パート男性(56)は「久しぶりに見たが、迫力があってとてもきれい。今年もまつりの時期が来たかと感じる」と話した。 「かべり」は「かぶる」を意味し、備前焼が窯の中で炎や灰をかぶる様子にちなむ。 備前焼まつりは実行委員会など主催、山陽新聞社など共催。岡山県備前焼陶友会の所属作家らの作品約40万点が通常の2割引きで販売される。