17日の西大寺会陽に合わせ、“人物画の鬼才”と呼ばれる中国人画家・范曽(はんそう)氏(79)の作品を収蔵する范曽美術館(岡山市東区西大寺上)が16〜18日に特別開館する。 范氏は、後楽園(岡山市北区)の名の由来となったという「先憂後楽」を説いた北宋の政治家・范仲淹(ちゅうえん)の子孫。詩、書、画に通じ、人物画は豪放な筆致で描く。 所蔵する105点のうち、人物画や書など43点を展示。吉備真備像は17年ぶりの公開で、中国で学んだ真備が書を手に穏やかな表情を浮かべる。幼少期と晩年の雪舟像も並べて披露する。 同美術館は范氏と親交のあった両備文化振興財団の松田基初代理事長(故人)が両備バス・西大寺バスセンター2階に1984年に開設し、2002年からは会陽の前後のみ開館。同財団は「人柄まで描き出している作品をぜひ鑑賞して」と話している。 午前10時〜午後4時(入館は同3時半まで)。入館料は一般千円、大学、高校生500円。中学生以下は無料で同伴の大人1人は2割引き。問い合わせは夢二郷土美術館(086—271—1000)。