雨で延期になったら“補償金”を出します—。岡山県は県内で映画のロケなどを行う制作会社が雨天で撮影経費に追加が生じた場合、一部を負担する取り組みを始める。「晴れの国」をPRし、近年増加しているロケ誘致に弾みをつけたい考え。4月の開始を予定している。 15日発表した2018年度当初予算案に事業費90万円を計上した。県によると、自治体が撮影経費を補助する例はあるが、天候に着目した制度は珍しいという。 ロケは全国約50館以上で上映される映画、全国規模で放送されるテレビドラマが対象で、県内2カ所以上かつ4日以上撮影することが条件。雨天で撮影が延びた場合、出演者やスタッフの宿泊費、施設使用料、機材の借り上げ料などを負担する。上限は1日15万円で、梅雨時期は除く。 岡山県は晴天が多い上、海、山、島、市街地などの撮影環境に恵まれていることなどからロケが増加。昨年も、岡山で撮影された「8年越しの花嫁 奇跡の実話」「先生!、、、好きになってもいいですか?」などの話題作が公開された。 県観光課は「晴れの国のイメージを広げ、ロケ地を選ぶ際に岡山へ目を向けてもらいたい」としている。制度利用には、事前にロケ誘致組織・県フィルムコミッション連絡協議会に企画書と撮影日程を提出する必要がある。